FEMCTION

「FEMCATION白書」第3弾!10代~40代の女性1,000人以上に、生理・更年期・妊活に関する環境の変化や行動変容を調査!

 株式会社エムティーアイが運営する、すべての女性の一生に寄り添うウィメンズヘルスケアサービス『ルナルナ』は、2020年11月より、女性のカラダとココロの理解浸透プロジェクト「FEMCATION(フェムケーション)」を実施しており、本プロジェクトの取り組みのひとつとして、大規模調査をまとめた「FEMCATION白書」を公開しています。  今回、『ルナルナ』のサービス誕生から24周年を迎えるタイミングに合わせ、白書の第3弾として、「生理」「更年期」「妊活」に対する環境の変化や女性の行動変容についての調査結果をお届けします。  日本社会においてフェムテック※1という言葉が身近になり始めた、「フェムテック元年(2020年)※2」からまもなく5年。女性の健康課題は個人の問題ではなく、社会全体の課題として認識され始め、企業や教育現場においても支援の動きが徐々に進んでいます。今回の調査では、「生理」「更年期」「妊活」の3つのテーマにおいて、実際に女性を取りまく環境がどのように変わったのか、各テーマに対する女性の意識や行動はどのように変化しているのかを明らかにしました。 ★「FEMCATION白書」第3弾の詳細はこちら:https://sp.lnln.jp/brand/information/our_challenge 生理について学ぶ機会が増えたと感じている人は7割以上 症状への対処法を知る機会が増えたことで、実際にセルフケアを行うようになった人も多く 生理について、学校や職場の男性からの理解が進んだと思っている人は2割程度・・・ 以前(4~5年前)に比べ、生理について知る・学ぶ機会が増えたと感じる/やや増えたと感じると回答した人は73.8%。学ぶ方法としてはSNSが最も多く(76.1%)、内容は、「生理に伴う症状について」が75.5%で最多 「生理に伴う症状への適切なセルフケア」について学ぶ機会が増えたと回答した人のうち、何らかのセルフケアを行ったと回答した人は74.6%。一方、「生理に伴う症状があった際の医療機関へのかかり方」について学ぶ機会が増えたと回答した人のうち、実際に受診する機会が増えたと回答した人は52.7%で約半数 以前(4~5年前)に比べ生理に関連する症状の理解・支援については、女性の間で理解・支援が増えたと感じている人が多く、パートナーの男性や夫の理解や支援が進んでいると回答した人は約4割。一方、「学校や職場の男性」は2割程度にとどまり、理解が進んでいないと感じている人が多い結果に・・・ 〈7P~18P〉                                約8割が、生理に関する症状によって生活に影響が出ていると回答 対処方法として医療機関にかかる選択をとる人は約2割と少数にとどまる 生理に関する教育の内容や環境について、変わったと感じる人が7割以上 生理に関する症状によって生活に影響が出ている/やや影響が出ていると回答した人は75.2% 生理に関する症状などを抱える人が、実際に行ったことがある対応としては、「身体を温める」(67.2%)、「身体を休める」(66.9%)、「市販の鎮痛薬を飲む」(66.7%)が上位3項目、一方「医師に相談する」と回答した人は約2割 婦人科に相談しない理由は「婦人科に相談するほど、症状が深刻ではないと考えているため」(44.8%)が最も多く、なかには、病院の選び方がわからない、婦人科に通う時間がとれないなどの声も一定数あり、より婦人科に相談しやすくなるためのサポートについても、医療機関のかかり方に関する情報提供や学校・職場環境の改善が求められている結果に 現在の生理に関する教育の内容や環境について、変わったと感じる人が74.7%。最初に、生理に関する情報を得たのは「母親」(46.4%)で、その内容は、「生理の仕組みについて」(97.5%)と「生理用ナプキンの使い方について」(76.7%)が最も多い回答に。一方で、生理に関連する症状や医師への相談方法やかかり方について教わった人は1割以下と、非常に少ない結果に・・・ 〈19P~30P〉    更年期について学ぶ機会の増加を感じている人は約4割 男性からの更年期症状の支援が増えたと感じている人は1割程度と少なく・・・ 更年期に関連する症状や対応策について、以前(4~5年前)と比べ、知る・学ぶ機会が増えたと感じている人は全体で41.6%。年代別でみると40代では6割以上だが、30代以下では約3割となり、生理について学ぶ機会と比較して、「更年期」について学ぶ機会は、女性全体においてもまだ限定的な結果に 「パートナー・夫(男性)」からの更年期症状への支援が増えたと感じている人は11.5%、「学校や職場の男性」からの支援が増えたと感じている人は6.0%にとどまる 40代女性のうち、更年期と思われる症状を経験したことがある人は55.8%。更年期症状と思われる症状や悩み、不安に対して、実際に行ったことがある対応は、「身体を休める」(49.6%)、「サプリメントを飲む」(33.1%)が上位となり、「医師(婦人科)に相談する」と回答した人は2割 〈31P~44P...

 株式会社エムティーアイが運営する、すべての女性の一生に寄り添うウィメンズヘルスケアサービス『ルナルナ』は、2020年11月より、女性のカラダとココロの理解浸透プロジェクト「FEMCATION(フェムケーション)」を実施しており、本プロジェクトの取り組みのひとつとして、大規模調査をまとめた「FEMCATION白書」を公開しています。
 今回、『ルナルナ』のサービス誕生から24周年を迎えるタイミングに合わせ、白書の第3弾として、「生理」「更年期」「妊活」に対する環境の変化や女性の行動変容についての調査結果をお届けします。

 日本社会においてフェムテック※1という言葉が身近になり始めた、「フェムテック元年(2020年)※2」からまもなく5年。女性の健康課題は個人の問題ではなく、社会全体の課題として認識され始め、企業や教育現場においても支援の動きが徐々に進んでいます。今回の調査では、「生理」「更年期」「妊活」の3つのテーマにおいて、実際に女性を取りまく環境がどのように変わったのか、各テーマに対する女性の意識や行動はどのように変化しているのかを明らかにしました。

★「FEMCATION白書」第3弾の詳細はこちら:https://sp.lnln.jp/brand/information/our_challenge

生理について学ぶ機会が増えたと感じている人は7割以上
症状への対処法を知る機会が増えたことで、実際にセルフケアを行うようになった人も多く
生理について、学校や職場の男性からの理解が進んだと思っている人は2割程度・・・

  • 以前(4~5年前)に比べ、生理について知る・学ぶ機会が増えたと感じる/やや増えたと感じると回答した人は73.8%。学ぶ方法としてはSNSが最も多く(76.1%)、内容は、「生理に伴う症状について」が75.5%で最多
  • 「生理に伴う症状への適切なセルフケア」について学ぶ機会が増えたと回答した人のうち、何らかのセルフケアを行ったと回答した人は74.6%。一方、「生理に伴う症状があった際の医療機関へのかかり方」について学ぶ機会が増えたと回答した人のうち、実際に受診する機会が増えたと回答した人は52.7%で約半数
  • 以前(4~5年前)に比べ生理に関連する症状の理解・支援については、女性の間で理解・支援が増えたと感じている人が多く、パートナーの男性や夫の理解や支援が進んでいると回答した人は約4割。一方、「学校や職場の男性」は2割程度にとどまり、理解が進んでいないと感じている人が多い結果に・・・
    〈7P~18P〉                               

約8割が、生理に関する症状によって生活に影響が出ていると回答
対処方法として医療機関にかかる選択をとる人は約2割と少数にとどまる
生理に関する教育の内容や環境について、変わったと感じる人が7割以上

  • 生理に関する症状によって生活に影響が出ている/やや影響が出ていると回答した人は75.2%
  • 生理に関する症状などを抱える人が、実際に行ったことがある対応としては、「身体を温める」(67.2%)、「身体を休める」(66.9%)、「市販の鎮痛薬を飲む」(66.7%)が上位3項目、一方「医師に相談する」と回答した人は約2割
  • 婦人科に相談しない理由は「婦人科に相談するほど、症状が深刻ではないと考えているため」(44.8%)が最も多く、なかには、病院の選び方がわからない、婦人科に通う時間がとれないなどの声も一定数あり、より婦人科に相談しやすくなるためのサポートについても、医療機関のかかり方に関する情報提供や学校・職場環境の改善が求められている結果に
  • 現在の生理に関する教育の内容や環境について、変わったと感じる人が74.7%。最初に、生理に関する情報を得たのは「母親」(46.4%)で、その内容は、「生理の仕組みについて」(97.5%)と「生理用ナプキンの使い方について」(76.7%)が最も多い回答に。一方で、生理に関連する症状や医師への相談方法やかかり方について教わった人は1割以下と、非常に少ない結果に・・・
    〈19P~30P〉   

更年期について学ぶ機会の増加を感じている人は約4割
男性からの更年期症状の支援が増えたと感じている人は1割程度と少なく・・・

  • 更年期に関連する症状や対応策について、以前(4~5年前)と比べ、知る・学ぶ機会が増えたと感じている人は全体で41.6%。年代別でみると40代では6割以上だが、30代以下では約3割となり、生理について学ぶ機会と比較して、「更年期」について学ぶ機会は、女性全体においてもまだ限定的な結果に
  • 「パートナー・夫(男性)」からの更年期症状への支援が増えたと感じている人は11.5%、「学校や職場の男性」からの支援が増えたと感じている人は6.0%にとどまる
  • 40代女性のうち、更年期と思われる症状を経験したことがある人は55.8%。更年期症状と思われる症状や悩み、不安に対して、実際に行ったことがある対応は、「身体を休める」(49.6%)、「サプリメントを飲む」(33.1%)が上位となり、「医師(婦人科)に相談する」と回答した人は2割
    〈31P~44P 〉

子どもを望んだ際に医療機関受診への重要性を感じている女性は9割以上
婦人科へのオンライン相談を利用してみたいと回答した人も過半数いる結果に

  • 妊娠に向けた健康管理について、以前(4~5年前)と比べ、知る・学ぶ機会が増えたと感じる人は52.0%。方法はSNSが81.0%、webニュースが76.2%で、具体的な内容は、「妊娠前の栄養管理」(35.1%)、「妊娠前の健康診断や検査の重要性」(31.8%)
  • 子どもを望んだ際、医療機関で事前に健康チェックを受けることについて、9割以上が重要性を感じている結果に
  • 妊活のための婦人科を選ぶ際に知りたい情報は、回答が多いものから「治療にかかる期間や通院頻度」(18.2%)、「診察や治療にかかる費用」(18.2%)と続き、利便性やコストに関する項目が上位に。また、オンライン相談を利用してみたいかについては、「そう感じる」(21.3%)、「ややそう感じる」(31.9%)で過半数が前向きな結果に
    〈45P~52P〉                                

 

 今回の調査では、4~5年前と比べて女性の健康課題について学ぶ機会が増えたと体感している人が多くいる結果となりました。周りの理解や支援についても、女性やパートナーの男性・夫からの理解が増えている一方で、職場や教育現場においてはまだまだ理解が進んでいないと感じていることがわかりました。特に、更年期症状に関して男性の理解が足りていないと思っている人が多くいるようです。生理のみならず更年期など女性のライフステージごとの健康課題に対して、自分ごと化しにくい男性も含めて、お互いが理解し合い、寄り添い合える環境づくりが大切だと感じます。
 また、生理に対する意識や生理症状への対処方法に関する教育が求められるなど、「医療のかかり方」に関する情報が不足していることや、生理や更年期に伴う不調があっても我慢したり自分で対処したりする人が多く、医療機関への受診のハードルが高いこともわかりました。不安や不調を抱えた際に、誰もが気軽に婦人科を受診できる環境づくりを、社会全体で後押ししていくことも重要な課題だと考えます。
 本白書が、女性の健康課題に関する変化や現状を知り、男女問わずより多くの人が理解を深めるきっかけとなることを願います。

 『ルナルナ』は今後も、サービス提供と「FEMCATION」を通じて、婦人科医療へのアクセシビリティ向上を図ると共に、年齢や性別を問わず誰もが、女性のカラダやココロについて正しく学べる機会を創出し、あらゆる女性たちが、より生きやすく、暮らしやすく、働きやすい社会の実現の一助となることを目指します。

 

≪成城松村クリニック 院長 松村圭子先生からのメッセージ(概要)≫

 フェムテック元年から5年。『ルナルナ』の「FEMCATION」の取り組みをはじめ、生理に関する情報発信や議論が活発に行われてきました。また更年期に関する議論もいま活発に行われ始めました。次の5年では、これまでの生理の情報をさらに進化させ、女性のライフステージにおけるさまざまな健康課題への対処法や「婦人科のかかり方」についての情報を届けられ、その症状により悩んだり苦しんだりする女性を少しでも減らしていくことで、多くの女性の活躍にもつながっていくと考えています。
★医師からのメッセージの詳細はこちら:
https://mti.asia/wp-content/uploads/2024/11/FEMCATION_Reports_03.pdf

 

PDF詳しくはこちら:PDF版

【調査概要】

●調査主体:株式会社エムティーアイ ●調査期間:2024年10月22日(火)~2024年10月31日(木)
●調査方法:『ルナルナ』、『ルナルナ 体温ノート』、『ルナルナ ベビー』にて実施 
●有効回答数:10~40代の女性1,000人

 

★『ルナルナ』について★https://sp.lnln.jp/
生理日管理をはじめ、初潮前後の心身のサポートから、妊活・妊娠・出産・更年期、ピル服薬や医療機関の受診支援※3まで、すべての女性の一生に寄り添うウィメンズヘルスケアサービス。アプリの累計ダウンロード数は2,000万以上(2023年10月時点)で、蓄積されたビッグデータを用いて、独自の予測アルゴリズムを確立し、より精度の高い排卵日予測も可能※4です。2020年11月には20周年を迎えたことを機に、教育プロジェクト「FEMCATION」を開始。年齢や性別を問わず誰もが女性のカラダやココロについて正しく知り、理解しあうことを目的とした学びの場を創出することで、社会全体で寄り添いあえる環境づくりを目指します。
「FEMCATION」の詳細はこちらhttps://sp.lnln.jp/brand/information/our_challenge

 

※1 フェムテック:Female(女性)とテクノロジー(Technology)の掛け合わせで、女性の健康課題を、テクノロジーを通じて解決する
  サービスや商品のこと
※2 東京都産業労働局 病気治療と仕事の両立 コラム 「企業におけるフェムテックを活用したPMSとの向き合い方について」
※3 医療機関の受診サポート「ルナルナ メディコ」・ルナルナオンライン診療 https://sp.lnln.jp/brand/services/for_doctor
  ピルのオンライン診療「ルナルナ おくすり便」 https://okusuri.lnln.jp/s/lp/lunaapp_okusuri_lp/okusuri_main/index.html

※4 排卵日予測に係るニュースリリース:https://mti.asia/?p=22438

※『ルナルナ』「FEMCATION」は株式会社エムティーアイの登録商標です。

 

報道関係の方からのお問い合わせ先
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TEL:03-5333-6755  FAX:03-3320-0189
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「FEMCATION白書」第2弾!ルナルナユーザー4,000人以上に聞いた、低用量ピルの認知・理解度調査

 株式会社エムティーアイが運営する女性の健康情報サービス『ルナルナ』は、2020年11月の20周年を機に、女性のカラダとココロの理解浸透プロジェクト「FEMCATION(フェムケーション)」を実施しています。  本プロジェクトの取り組みのひとつとして、大規模調査をまとめた「FEMCATION白書」を公開していますが、今回、第2弾となる「低用量ピルの認知・理解度調査」の結果をお届けします。  生理や月経前症候群、更年期症状など女性の健康課題が社会的にも注目されているなかで、月経随伴症状全般への対策手段のひとつでもある低用量ピル(以下、「ピル」)についても、メディアやSNSなどで取り上げられる機会が多くなってきました。しかし、ピルについての理解やイメージに偏りがあり、正しい情報を持たないまま生理にまつわる不安や不調を抱えている女性も多くいるのではと感じます。  今回、ピルの認知・理解の実態や普及に対する印象の調査結果に加えて、ピルに関連する情報をお届けすることで、女性だけではなく誰もがピルについて正しい知識や理解が深まる一助となることを願います。 ★「FEMCATION白書 第2弾」の詳細はこちら:https://sp.lnln.jp/brand/information/our_challenge ピルの認知度や学ぶ機会は、婦人科受診の経験によって差が出る結果に 正しい知識をもち安心して服用するためにも、かかりつけ医を持つことが大切 ピルの認知度は全体で7割以上だったが、婦人科の受診経験のある人(78.1%)とない人(65.9%)では差が出る結果に ピルについて知っている人でも、「あまり学ぶ機会がなかった」(36.3%)、「全く学ぶ機会がなかった」(35.9%)を合わせると7割以上が学ぶ機会がなかったという結果に・・・、正しく学ぶ機会は「医療機関への受診時」「インターネット・SNS」が上位 約7割の人がピルは医療機関で入手するものと正しく答えたが、約3割は処方箋なしで入手できるなど誤った回答も〈7P~22P〉                                ピルがメディアなどに取り上げられることは7割以上が好意的にとらえているが、 副作用によるカラダへの影響や誤情報の配信を心配する声も・・・ メディアなどでピルについて取り上げられることは7割以上が好意的にとらえているが、否定的な人の意見としては「副作用などによるカラダへの影響が気になるから」、「間違った情報配信があると思うから」といった声が上位に 身近な人がピルを服用することについては、6割以上が好意的にとらえており「生理時の辛い症状を改善するきっかけとなる」といった理由がもっとも多い結果に。一方で、否定的にとらえている人の理由は、メディアなどでの露出と同じく「副作用などによるカラダへの影響が気になるから」が1位に・・・ 〈23P~28P〉    オンライン診療によるピル処方の利用意向は、企業が支援する制度があると9ポイントほど高い結果に 理由として経済的負担などの軽減に加え、企業への安心感・信頼感が増すという声も オンライン診療によるピル処方の利用意向は「どちらとも言えない」(45.6%)が最も多く、実際に利用したことがある人は2.6%と少数。利用してみたい理由は、移動や診療の待ち時間など、時間の削減になるからといった声が多く、利用したくない理由は、検査体制や医師と対面でないと不安との声に加え、オンライン診療を受けるための環境整備に抵抗があるといった回答も 企業によるオンライン診療を活用したピルの服薬を支援する制度があった場合の利用意向は、「利用してみたい」と回答した人が36.9%と、オンライン診療の利用意向よりも9ポイント高い結果に。その理由としては、経済的負担の軽減や、企業に対する安心感・信頼感が増すという声も・・・ 〈29P~32P...

 株式会社エムティーアイが運営する女性の健康情報サービス『ルナルナ』は、2020年11月の20周年を機に、女性のカラダとココロの理解浸透プロジェクト「FEMCATION(フェムケーション)」を実施しています。
 本プロジェクトの取り組みのひとつとして、大規模調査をまとめた「FEMCATION白書」を公開していますが、今回、第2弾となる「低用量ピルの認知・理解度調査」の結果をお届けします。

 生理や月経前症候群、更年期症状など女性の健康課題が社会的にも注目されているなかで、月経随伴症状全般への対策手段のひとつでもある低用量ピル(以下、「ピル」)についても、メディアやSNSなどで取り上げられる機会が多くなってきました。しかし、ピルについての理解やイメージに偏りがあり、正しい情報を持たないまま生理にまつわる不安や不調を抱えている女性も多くいるのではと感じます。
 今回、ピルの認知・理解の実態や普及に対する印象の調査結果に加えて、ピルに関連する情報をお届けすることで、女性だけではなく誰もがピルについて正しい知識や理解が深まる一助となることを願います。

★「FEMCATION白書 第2弾」の詳細はこちら:https://sp.lnln.jp/brand/information/our_challenge

ピルの認知度や学ぶ機会は、婦人科受診の経験によって差が出る結果に
正しい知識をもち安心して服用するためにも、かかりつけ医を持つことが大切

  • ピルの認知度は全体で7割以上だったが、婦人科の受診経験のある人(78.1%)とない人(65.9%)では差が出る結果に
  • ピルについて知っている人でも、「あまり学ぶ機会がなかった」(36.3%)、「全く学ぶ機会がなかった」(35.9%)を合わせると7割以上が学ぶ機会がなかったという結果に・・・、正しく学ぶ機会は「医療機関への受診時」「インターネット・SNS」が上位
  • 約7割の人がピルは医療機関で入手するものと正しく答えたが、約3割は処方箋なしで入手できるなど誤った回答も〈7P~22P〉                               

ピルがメディアなどに取り上げられることは7割以上が好意的にとらえているが、
副作用によるカラダへの影響や誤情報の配信を心配する声も・・・

  • メディアなどでピルについて取り上げられることは7割以上が好意的にとらえているが、否定的な人の意見としては「副作用などによるカラダへの影響が気になるから」、「間違った情報配信があると思うから」といった声が上位に
  • 身近な人がピルを服用することについては、6割以上が好意的にとらえており「生理時の辛い症状を改善するきっかけとなる」といった理由がもっとも多い結果に。一方で、否定的にとらえている人の理由は、メディアなどでの露出と同じく「副作用などによるカラダへの影響が気になるから」が1位に・・・
    〈23P~28P〉   

オンライン診療によるピル処方の利用意向は、企業が支援する制度があると9ポイントほど高い結果に
理由として経済的負担などの軽減に加え、企業への安心感・信頼感が増すという声も

  • オンライン診療によるピル処方の利用意向は「どちらとも言えない」(45.6%)が最も多く、実際に利用したことがある人は2.6%と少数。利用してみたい理由は、移動や診療の待ち時間など、時間の削減になるからといった声が多く、利用したくない理由は、検査体制や医師と対面でないと不安との声に加え、オンライン診療を受けるための環境整備に抵抗があるといった回答も
  • 企業によるオンライン診療を活用したピルの服薬を支援する制度があった場合の利用意向は、「利用してみたい」と回答した人が36.9%と、オンライン診療の利用意向よりも9ポイント高い結果に。その理由としては、経済的負担の軽減や、企業に対する安心感・信頼感が増すという声も・・・ 〈29P~32P 〉

8割以上の人がピルについての情報が広まってほしいと望んでいる!

  • ピルの情報がもっと広まるといいと思うと回答した人は、「思う」(57.2%)、「なんとなく思う」(27.9%)と8割以上。その理由として「知識が不足していると感じているから」が最も多い結果に
  • 広まってほしい情報としては、「避妊以外の効能効果について」(86.2%)が最も多く、次いで「副作用について」(68.0%)となり、服用する上での情報がもっと広まってほしいと望む声が多数 〈33P~34P〉                                

 

 今回の調査では、ピルについて知っている人は多い一方で、ピルについて学ぶ機会はまだまだ少なく、効果や副作用、また入手方法などについて正しい知識を得る機会を増やす必要があると感じました。
 また、オンライン診療についても、時間の削減になるなどメリットを感じている人もいますが、対面でないことに不安を感じている人も多くいることが分かりました。医療上の安全性などの観点から、オンライン診療ではチャットなどのテキストのみではなく、ビデオ通話などを利用した実施が厚生労働省のガイドライン1で定められています。このような点からも『ルナルナ』をはじめ、ピル処方のオンライン診療システムを提供する企業は、ガイドラインが遵守されているかなどを利用者が簡単に確認できるような仕組みを提供することが大切だと感じます。

 今後も、『ルナルナ』アプリのピルの服薬をサポートする機能「ピルモード」や、オンライン診療とピルの処方を受けられるプラットフォームサービス『ルナルナ おくすり便』の提供と「FEMCATION」を通じて、ピルの正しい情報配信や学べる機会を創出し、あらゆる女性たちが、より生きやすく、暮らしやすく、働きやすい社会の実現の一助となることを目指します。

PDF詳しくはこちら:PDF版

●調査主体:株式会社エムティーアイ ●調査期間:2022年7月29日(金)~2022年8月3日(水)
●調査方法:『ルナルナ』、『ルナルナ 体温ノート』、『ルナルナ ベビー』にて実施 
●有効回答数:15歳以上と回答した女性 4,140人

 

★『ルナルナ』について★https://sp.lnln.jp/
ライフステージや悩みにあわせて女性の一生をサポートする健康情報サービス。アプリの累計ダウンロード数は1,800万以上(2022年2月時点)で、生理日管理をはじめ、妊活・妊娠・出産から、低用量ピルの服薬を支援する「ピルモード」や、産婦人科の受診をサポーとする「ルナルナ メディコ」など、ユーザーと医療機関との懸け橋となる機能も提供しています。
2020年11月には20周年を迎えたことを機に「FEMCATION」プロジェクトを開始。年齢や性別を問わず誰もが女性のカラダやココロについて正しく知り、理解しあうことを目的とした学びの場を創出することで、社会全体で寄り添いあえる環境づくりを目指します。
「FEMCATION」の詳細はこちらhttps://sp.lnln.jp/brand/information/our_challenge

 

★『ルナルナ おくすり便』について★https://sp.lnln.jp/brand/services/okusuribin

医師によるオンライン診療からピルの処方・決済・薬の定期配送までをスマートフォンひとつで完結できるプラットフォームサービス2。オンライン診療により隙間時間などを使って簡単に診療を受けられるだけでなく、医師の診療はビデオ通話などを活用しピル服用の不安や気になることを相談できるほか、続けやすい価格3により安心して無理なく継続して利用が可能です。
『ルナルナ おくすり便』では、12月上旬からお得に使えるキャンペーンを予定しています。詳細は『ルナルナ』ブランドサイト(https://sp.lnln.jp/brand/news/news )にて12月5日(月)頃から確認できます。

 

※1:オンライン診療の適切な実施に関する指針https://www.mhlw.go.jp/content/000889114.pdf
※2:ルナルナ おくすり便は、医療機関と利用者の皆様との間でオンライン診療を実現するプラットフォームです。実際の診療・薬剤の処方および発送は医療機関および医師が行います。
※3:価格は医療機関による見込み金額のため、変動する可能性があります。 
※『ルナルナ』「FEMCATION」は株式会社エムティーアイの登録商標です。

 

報道関係の方からのお問い合わせ先
株式会社エムティーアイ 広報室
TEL:03-5333-6755  FAX:03-3320-0189
E-mail:mtipr@mti.co.jp  URL:https://mti.asia

 

一般のお客様からのお問い合わせ先
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バスケットボール女子日本リーグ(Wリーグ)所属選手への調査で6割以上が月経随伴症状による競技への影響を感じていることが判明

 株式会社エムティーアイ(以下、当社)が運営する女性の健康情報サービス『ルナルナ』とスポーツチームをサポートするコンディションノート『Atleta(アトレータ)』は、バスケットボール女子日本リーグ(以下、Wリーグ)が競技引退後も続く人生で、地域や社会に力強く貢献する女性を育てる目的に、現役時代から社会との接点を作り、必要とされるスキルやマインドセットを学ぶ機会として本年度より定期的に開催する「Wリーグアカデミー」の第1回目の取組みとして、選手を対象に「女性特有の症状における健康課題に関する実態調査」を実施し、産婦人科医によるFEMCATION※1セミナー「女性のカラダの知識講座」を2022年9月30日(金)に開催します。  本実態調査では、6割以上の選手が月経随伴症状※2により競技に影響があると回答しており、無月経※3の経験がある選手が2割以上いましたが、そのうち6割以上の選手が医療機関を受診していないことが分かりました。このような背景を受け、産婦人科専門医の高尾美穂先生を講師に迎えFEMCATIONセミナーを実施し、女性のカラダの仕組みや月経による心身の揺らぎ、女性特有の健康課題などについて学び、正しい知識の定着や理解促進を図ることで、選手たちがより安心して競技に励み、高いパフォーマンスを発揮できる環境づくりを目指します。 ◆Wリーグ選手の6割以上が月経随伴症状により競技に影響があると回答!  Wリーグ全14チームの選手を対象に「女性特有の症状における健康課題に関する実態調査」を実施しました。  月経随伴症状の有無について聞くと、「毎回感じる」39.8%、「たまに感じる」45.8%を合わせると、85%以上の選手が何らかの月経随伴症状を抱えていることが分かります。  月経随伴症状が競技のどのような面に影響するかを聞いたところ、最も多い回答が「練習中の運動量・パフォーマンス」48.2%、次いで「影響はない」34.8%、「競技への意欲」34.0%となりました。  また、月経随伴症状の影響がない時期のパフォーマンスを100%とした場合、月経随伴症状の影響がある時の競技のパフォーマンスが何%となるか聞いたところ、100%のパフォーマンスが出せているとの回答は4.4%にとどまり、最も多い回答は「70%」35.9%、次いで「80%」25.0%となり、練習や競技に影響が出ていると感じている選手がいることがうかがえます。 ◆月経随伴症状への対処方法は「市販薬の服用」が半数以上となった一方で、「我慢する・何もしない」も2割弱に    次に、月経随伴症状の対処法について聞くと、最も多い回答は「市販薬を服用する」54.6%、次いで「身体を温める」24.1%、「ピルを服薬する(処方薬)」14.2%となりました。一方で、「我慢する・何もしない」と答えた人が18.4%おり、症状があっても対処をしていない人が2割弱いることが分かりました。  「我慢する・何もしない」と答えた人にその理由を聞くと、「我慢できる範囲の症状だから」が76.9%となりましたが、日常生活や競技に支障が出る場合には我慢せずに婦人科を受診し、相談することが大切です。また、「対処方法がわからないから」15.4%、「医療機関に行く時間がないから」7.7%との回答もあり、周囲からのサポートが無いことや時間的に余裕が無いことが、未受診につながっていることがうかがえます。 ◆女子アスリート特有のリスクに関する認知は約1割。無月経でも、約6割は医療機関を受診していないことが判明!  続いて、激しいトレーニングにより生じ、トップレベルから学生まで、競技に励む女子アスリートが悩まされる、エネルギー不足、無月経、骨粗しょう症を指す「三主徴」についての理解度について聞くと、「言葉も意味も理解している」と答えた人は10.3%にとどまり、「言葉は知っているが意味まではわからない」24.9%、「全く知らない」64.9%という結果となりました。女子アスリートの「三主徴」は月経や骨に対してのみならず、身体の発達や成長などにも影響を及ぼすと言われています。また、エネルギー不足は競技のパフォーマンス低下にもつながるので、アスリートは自身の健康のため、そして、エネルギー不足を回避するという観点からも、体調をしっかり管理することが大切です。  さらに、「三主徴」のうち、無月経の経験について「ある」と答えた人が22.7%おり、その際、医療機関を受診していない人が63.2%いることが分かりました。受診しなかった理由を尋ねると、最も多い回答は「放っておいてもそのうち月経が来ると思っているから」66.7%、次いで「医療機関に行く必要がないと思っていたから」25.0%、「医療機関に行く時間がないから」20.8%となりました。無月経は、婦人科系の疾患などが隠れている可能性もありますので、放置せずに婦人科を受診することをおすすめします。  また、選手に対して月経など女性の健康に関するどのようなサポートや配慮があればいいと思うかを自由回答で聞いたところ、「知識を学べる場があると良いと思う」「ヘッドコーチも含めた周りの理解」「ピルの使用についてチームや周りが理解を深めていてくれるといいと思う」など、知識を得る場の提供や周囲の理解を求める声が上がりました。  最後に、現役で活躍するトップ選手から、部活動に励む女子学生へのアドバイスを聞いたところ、たくさんのメッセージが寄せられたので、その一部を紹介します。 <Wリーグ所属選手から、学生へのメッセージ> まずは自分を知ることが大切。人と比べずに、いつもの自分と比べて今はどうか?が1番大事だと思うようになれたらいいと思う。そして何か異変や不安があればすぐに誰かに相談してほしい。 体調管理や自分を知ることも一つの技術だと思います。まずは健康が第一!ベストパフォーマンスをするためにベストコンディションを! 無理を絶対にしないこと。悩んでることは恥ずかしいことではないから必ず誰かに相談すること。この先赤ちゃんを授かるかもしれないから自分の体は大切にしてほしいです。 ★実態調査の詳細は、PDF版にてご確認いただけます。    今後も『ルナルナ』と『Atleta』は女性のカラダや月経に関する情報や知識を得る場の提供を通じて、女子アスリートが安心して競技に励み、高いパフォーマンスを発揮するための環境づくりに貢献することを目指します。   ※1:「FEMCATION®」は、FEMALE(女性)とEDUCATION(教育)を掛け合わせた造語です。 ※2:月経随伴症状とは、月経前や月経中におこる、精神的あるいは身体的症状です。 ※3:無月経とは、3カ月以上月経が来ない状態のことです。 ※『ルナルナ』「FEMCATION」は株式会社エムティーアイの登録商標です。   報道関係の方からのお問い合わせ先 株式会社エムティーアイ...

 株式会社エムティーアイ(以下、当社)が運営する女性の健康情報サービス『ルナルナ』とスポーツチームをサポートするコンディションノート『Atleta(アトレータ)』は、バスケットボール女子日本リーグ(以下、Wリーグ)が競技引退後も続く人生で、地域や社会に力強く貢献する女性を育てる目的に、現役時代から社会との接点を作り、必要とされるスキルやマインドセットを学ぶ機会として本年度より定期的に開催する「Wリーグアカデミー」の第1回目の取組みとして、選手を対象に「女性特有の症状における健康課題に関する実態調査」を実施し、産婦人科医によるFEMCATION※1セミナー「女性のカラダの知識講座」を2022年9月30日(金)に開催します。
 本実態調査では、6割以上の選手が月経随伴症状※2により競技に影響があると回答しており、無月経3の経験がある選手が2割以上いましたが、そのうち6割以上の選手が医療機関を受診していないことが分かりました。このような背景を受け、産婦人科専門医の高尾美穂先生を講師に迎えFEMCATIONセミナーを実施し、女性のカラダの仕組みや月経による心身の揺らぎ、女性特有の健康課題などについて学び、正しい知識の定着や理解促進を図ることで、選手たちがより安心して競技に励み、高いパフォーマンスを発揮できる環境づくりを目指します。

◆Wリーグ選手の6割以上が月経随伴症状により競技に影響があると回答!

 Wリーグ全14チームの選手を対象に「女性特有の症状における健康課題に関する実態調査」を実施しました。
 月経随伴症状の有無について聞くと、「毎回感じる」39.8%、「たまに感じる」45.8%を合わせると、85%以上の選手が何らかの月経随伴症状を抱えていることが分かります。
 月経随伴症状が競技のどのような面に影響するかを聞いたところ、最も多い回答が「練習中の運動量・パフォーマンス」48.2%、次いで「影響はない」34.8%、「競技への意欲」34.0%となりました。
 また、月経随伴症状の影響がない時期のパフォーマンスを100%とした場合、月経随伴症状の影響がある時の競技のパフォーマンスが何%となるか聞いたところ、100%のパフォーマンスが出せているとの回答は4.4%にとどまり、最も多い回答は「70%」35.9%、次いで「80%」25.0%となり、練習や競技に影響が出ていると感じている選手がいることがうかがえます。

◆月経随伴症状への対処方法は「市販薬の服用」が半数以上となった一方で、「我慢する・何もしない」も2割弱に

 

 次に、月経随伴症状の対処法について聞くと、最も多い回答は「市販薬を服用する」54.6%、次いで「身体を温める」24.1%、「ピルを服薬する(処方薬)」14.2%となりました。一方で、「我慢する・何もしない」と答えた人が18.4%おり、症状があっても対処をしていない人が2割弱いることが分かりました。
 「我慢する・何もしない」と答えた人にその理由を聞くと、「我慢できる範囲の症状だから」が76.9%となりましたが、日常生活や競技に支障が出る場合には我慢せずに婦人科を受診し、相談することが大切です。また、「対処方法がわからないから」15.4%、「医療機関に行く時間がないから」7.7%との回答もあり、周囲からのサポートが無いことや時間的に余裕が無いことが、未受診につながっていることがうかがえます。

◆女子アスリート特有のリスクに関する認知は約1割。無月経でも、約6割は医療機関を受診していないことが判明!

 続いて、激しいトレーニングにより生じ、トップレベルから学生まで、競技に励む女子アスリートが悩まされる、エネルギー不足、無月経、骨粗しょう症を指す「三主徴」についての理解度について聞くと、「言葉も意味も理解している」と答えた人は10.3%にとどまり、「言葉は知っているが意味まではわからない」24.9%、「全く知らない」64.9%という結果となりました。女子アスリートの「三主徴」は月経や骨に対してのみならず、身体の発達や成長などにも影響を及ぼすと言われています。また、エネルギー不足は競技のパフォーマンス低下にもつながるので、アスリートは自身の健康のため、そして、エネルギー不足を回避するという観点からも、体調をしっかり管理することが大切です。
 さらに、「三主徴」のうち、無月経の経験について「ある」と答えた人が22.7%おり、その際、医療機関を受診していない人が63.2%いることが分かりました。受診しなかった理由を尋ねると、最も多い回答は「放っておいてもそのうち月経が来ると思っているから」66.7%、次いで「医療機関に行く必要がないと思っていたから」25.0%、「医療機関に行く時間がないから」20.8%となりました。無月経は、婦人科系の疾患などが隠れている可能性もありますので、放置せずに婦人科を受診することをおすすめします。

 また、選手に対して月経など女性の健康に関するどのようなサポートや配慮があればいいと思うかを自由回答で聞いたところ、「知識を学べる場があると良いと思う」「ヘッドコーチも含めた周りの理解」「ピルの使用についてチームや周りが理解を深めていてくれるといいと思う」など、知識を得る場の提供や周囲の理解を求める声が上がりました。
 最後に、現役で活躍するトップ選手から、部活動に励む女子学生へのアドバイスを聞いたところ、たくさんのメッセージが寄せられたので、その一部を紹介します。

<Wリーグ所属選手から、学生へのメッセージ>

まずは自分を知ることが大切。人と比べずに、いつもの自分と比べて今はどうか?が1番大事だと思うようになれたらいいと思う。そして何か異変や不安があればすぐに誰かに相談してほしい。

体調管理や自分を知ることも一つの技術だと思います。まずは健康が第一!ベストパフォーマンスをするためにベストコンディションを!

無理を絶対にしないこと。悩んでることは恥ずかしいことではないから必ず誰かに相談すること。この先赤ちゃんを授かるかもしれないから自分の体は大切にしてほしいです。

★実態調査の詳細は、PDF版にてご確認いただけます。

 

 今後も『ルナルナ』と『Atleta』は女性のカラダや月経に関する情報や知識を得る場の提供を通じて、女子アスリートが安心して競技に励み、高いパフォーマンスを発揮するための環境づくりに貢献することを目指します。

 

※1:「FEMCATION®」は、FEMALE(女性)とEDUCATION(教育)を掛け合わせた造語です。
※2:月経随伴症状とは、月経前や月経中におこる、精神的あるいは身体的症状です。
※3:無月経とは、3カ月以上月経が来ない状態のことです。
※『ルナルナ』「FEMCATION」は株式会社エムティーアイの登録商標です。

 

報道関係の方からのお問い合わせ先
株式会社エムティーアイ 広報室
TEL:03-5333-6755  FAX:03-3320-0189
E-mail:mtipr@mti.co.jp  URL:http://www.mti.co.jp

本件に関するお問い合わせ先
株式会社エムティーアイ  CLIMB Factory事業部
TEL:0120-400-342 (9時~17時)
E-mail: info@mti.co.jp

 

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『ルナルナ』が見据えるFEMCATIONのこれから【後編】

 【前編】20年目の答えとして、改めて辿り着いた“寄り添い”では、『ルナルナ』のこれまでの歩み、そしてなぜいま「FEMCATION」※1のプロジェクトが始動したのかを、ルナルナ事業部の事業部長...

 【前編】20年目の答えとして、改めて辿り着いた“寄り添い”では、『ルナルナ』のこれまでの歩み、そしてなぜいま「FEMCATION」※1のプロジェクトが始動したのかを、ルナルナ事業部の事業部長 日根麻綾と副事業部長 那須理紗の二人に語ってもらいました。
 後編は、「FEMCATION」が本格的にスタートしたことで今感じている手応えや課題、そして『ルナルナ』の未来についてのインタビューです。

 

プロフィール

 

 

 

日根麻綾(ひね まあや)

2006年入社

執行役員
ヘルスケア事業本部
ルナルナ事業部 事業部長

 

 

 

 

那須理紗(なす りさ)

2013年入社

ヘルスケア事業本部 
ルナルナ事業部 副事業部長

 

 

 

本格始動した「FEMCATION」!異業種と「女性の健康課題」に取組める新鮮な喜び。

Q.「FEMCATION」のプロジェクトとして、これまで異業種とのコラボ企画や他企業へのセミナー開催を行っていますが、女性のカラダとココロに関する世間の理解度というのは上がってきているように感じますか?

那須:「FEMCATION」を発信し始め、このプロジェクトの想いに賛同してくださった様々な業種の企業から複数お声がけいただき、とてもありがたく思っています。その中でもグループ会社であるカラダメディカと実施している企業向けの理解浸透プログラム「女性のカラダの知識講座」を実施してくださる企業はどんどん増えてきています。

 

日根:カラダメディカとの取組みでは、予想外の企業からお声がけいただきました。会社として女性従業員の健康やフェムテック2などに投資する意思決定をしている企業が明らかに増えており、知識講座に限らず、他企業と何か一緒に取組める機会をいただくなど、この領域にビジネスとしての価値を感じる企業が増えたのではないかと感じています。

 

那須:報道のありかたとしても、女性向けの媒体だけでなくビジネス誌などから取材いただくなど、フェムテックが市場として認められ、ニッチなものというよりも身近なもの、これから伸びていくものとして扱われている印象です。

また、「女性のカラダの知識講座」は男性からも好評です。これまでなんとなく察するしかなかった女性の機微について、正しい知識をもとに理解でき、直接声をかけることは難しくてもサポートしやすくなったという嬉しい声が届いています!今は本講座の実施を検討される担当者は女性が多いのですが、男性の方と打ち合わせをする機会も増えてきており、今後はより一層男性とも同じ温度感で働く女性の健康課題を語れたり取組みを実施できれば嬉しく思います。また、医師による知識講座に参加した女性からも、これまで自分だけで抱えていた生理の悩みを、もっと気軽に病院を受診したり薬を処方してもらって良いんだという気づきがあった、などの声がありました。

他企業とのコラボレーションを実現できたという点では、異業種であっても女性の健康課題に関する理解促進、という同じ目的を持って、それぞれの業種だからこそできることを一緒になって取組めたというのは私たちにとって非常に新しく、大変光栄でした。

女性の健康について理解を深める新たな場として “職場”に大きな可能性

Q.先日はじめて「FEMCATION白書」として、男性に限定した意識調査も行いました。その結果から感じたことを教えてください。

★「FEMCATION白書」の全文はこちら

日根:一番興味深かったのは、女性特有の福利厚生が充実している職場に勤めている男性ほど、女性の健康課題を解決すべきだと思っていたり、男女関係なく同じ知識を持つことに価値を感じているという点でした。

福利厚生は企業にとって大切ですが、従業員はそれだけで入社を決めているわけではないと思うので、入社後に福利厚生が充実していたことにより、結果として女性の健康についても理解を深め、必要性を強く感じるようになったという人がほとんどなのかなと推測しています。
女性のカラダ・ココロについて学ぶ第1の場である学校の性教育は、生殖機能とその発達の話が基本ですし、第2の場である家庭環境は自分ではコントロールできないもので、家族やパートナーに女性がいない場合、女性のカラダやココロの仕組み、それによる悩みを知る機会は少ないと思います。しかし、今回新しい可能性として職場は男性が女性のカラダについて知る第3の場なのだなと改めて感じました。

健康経営の観点でも女性の健康を支援するという企業が増えていきている流れがあるので、職場という環境には非常に期待できるなと、この意識調査で改めて気づくことができました。

 

那須:私もそう思います。女性を支援する福利厚生が充実していくことで環境が整い、理解も後からついてくるのではないかと感じました。

 

 

日根:今後より理解促進の余地があるのではと思っているのは50代以降の男性ですね。今回の意識調査は15~49歳の男性を対象としていたため、その年代の声は聴けなかったのですが、新しい価値観などを学ぶ機会が少ない可能性もあり、意識変革が難しいのは50代以降の男性かもしれません。ただ、今回若い世代ほど意識が高いという結果も明確に見えたので、明るい未来しかないと思っています!

 

 

また気になるのは、PMS(月経前症候群)への理解の低さですね。PMSを感じる女性は非常に多いにも関わらず、生理や妊娠と比較するとPMSの理解が低い結果となりました。これは仮説ですが、現在の性教育は基本的に生殖に紐づいた内容のため、生理や妊娠・出産・中絶については男性もある程度理解できても、PMSについては学ぶ機会がないのだと思います。そのため、PMSについては、企業の実施するセミナーを受講するなど、男性が積極的に情報を取りに行かなければ知ることができないという問題があるのではないでしょうか。ただ、女性にとって日常生活はもちろん、仕事や勉強、スポーツなどのパフォーマンスに直結する問題のため、PMSへの理解浸透はさらにサポートすべき大きなテーマのひとつですね。

 

 

 

 

那須:確かに、PMSについてまったくわからないと答えた人は多いですね。

 

日根:私の感覚ではありますが、2012~13年あたりは女性であってもPMSを知らない人は多かったと思います。

 

那須:実は私も2013年に入社して初めてPMSという単語を知りました。

 

日根:そうですよね。生理痛や生理中の症状と勘違いしている人が多いようですし、ほんの数年前まで女性の中でも知らない人が沢山いたと考えると、まだ男性に浸透していないのも当然の結果ともいえますね。

 

アンケートを見てみると、PMS症状を感じている女性は94%いるけれど、それをPMSと呼ぶことを知らない女性は多いのかもしれません。

 

那須:生理に関連して起こる悪いことは全部一緒に考えられがちですよね。

 

日根:そうなんですよね。ただ、男女ともにPMSを正しく理解していないと、「つらいのは生理でしょ?」と判断されてしまう恐れがあります。例えば労働を切り口にしたとき、「では生理休暇があれば良いね」で終わってしまうと、実態と対策がマッチしないことになります。
PMSは人によって症状も様々で、女性の中でも個人差が大きいものだからこそ、パフォーマンスに影響するのは生理だけじゃないことがより理解される必要性を感じますね。

身近になりつつある“フェムテック”。知識の個人差に左右されないための仕組みとは?

Q.最近のフェムテックの広がりをどのようにとらえていますか?また、今後事業として発展していくためにはどのようなことが必要だと思いますか?

那須:フェムテックの一般の認知はまだまだ低いと思います。それらの商品を購入できる場所も限られていますし、今後はそのような間口が広がっていくことを期待しています。また、新しい市場だからこそ、フェムテックも定義が難しく、それぞれの商品やサービスがどのようなものなのかメリットやデメリットを見極めて判断しなければ、場合によっては女性にとって不利益になるケースもあるのかなと感じています。

 

日根:ただ、個人のリテラシーにゆだねてしまうのは正しくないと考えていて、やはりいくつか仕組みが必要だと思っています。

法規制に関しては、規制緩和と整備の両輪が必要だと思います。現状、特に対策がされていないものでも、利用することで明らかに利用者の健康に不利益となるものは規制すべきですし、今の社会の在り方にマッチしていない古い規制がある場合は緩和すべきでしょう。ヘルスケア市場全体の問題でもありますが、規制緩和と整備、そのどちらのルールも整えられていく必要を感じます。

もうひとつは、市場に流れるお金ですね。フェムテック市場に対して、多様な視点で商材やサービスを創っていこうと思えるような投資マネーがないと参入する事業者やサービスが増えていかないと思います。今、ベンチャーキャピタルや商社が投資していますが、いいものを創ろうと思っている人、または創れる人たちがそれを実現できること、またそのリターンがきちんと期待でき対象である女性にしっかり届くような仕組みができることが必要だと思います。しばらくは色々な商品やサービスが出てきては淘汰され…を繰り返していくのではないでしょうか。

 

那須:市場のお金というと、政府からの補助金が出てきていることも良い傾向だと感じておりますが、さらに拡大されていくことが望ましいなと思います。

 

日根:一方で、最近のフェムテック・フェムケアの商材をみていると、高価格帯と低価格帯と分かれていて、個人的には良い傾向だと思っています。吸水ショーツなどが代表的で、これまで一部の限られた人にしか届かない、“嗜好品”の様なイメージがありましたが、あらゆる人にとって手に取りやすい価格で提供され始め、一般化されてきたことは非常に大きいと感じます。

ただ、スタートアップでフェムテックを始める企業などからすると、最初から低価格で大量生産は難しく、高価格帯の市場があるということも重要だと思います。今、フェムテック・フェムケアは多くの人がかかわれる市場でもあるし、よりケアしたい人にとっては高価格帯の商品など自分の満足につながるものが手に入る構図になっているため、健全な状態といえるのではないでしょうか。

新たな決意を胸に、婦人科医療への架け橋へ!

Q.最後に、今後『ルナルナ』が目指す未来像や、そのためにどのような挑戦をしたいか教えてください。

日根:「ルナルナ メディコ」※3やピルモード、「ルナルナ オンライン診療※4と、婦人科医療への連携をここ数年取組んできましたが、『ルナルナ』が将来的に実現したいのは、「婦人科医療へのアクセスビリティをめちゃくちゃ良くすること」です。

女性特有の健康課題を改善するための医療に、もっと気軽に、もっと簡単にかかれるようにすることが究極的に目指すところですね。

働いて、活躍して、子どもを産んで…という社会からの様々なプレッシャーを感じる女性もいるのではないでしょうか。しかし、初潮の早まりや子どもを産む機会の減少など、様々な要因により月経回数が増え婦人科疾患へのリスクも高まっています。そもそもの寿命や自分が働く人生も長い中で、女性が抱える生きづらさ・しんどさは少なくないと感じます。このような世の中だからこそ、医療や新しい技術などは積極的に活用し、早い段階から自分のカラダをうまくコントロールしていくこと、そしてそれを自分で決めていくことも個人の権利のひとつです

しかし、特に日本は婦人科受診への心理的ハードルが高いことや、ピルは避妊薬のイメージが強く、治療薬としての普及が進まないことが課題のひとつで、それによって医療の恩恵にあやかれずにつらい思いをしながらも頑張りすぎている人がとても多いと思っています。婦人科を受診し薬を処方してもらったり、さまざまな治療法・対処法を選択肢として持つことで女性はもっと楽になれるし、自分らしく生きられるはずです。その医療への架け橋に『ルナルナ』がなれたらと思います。
今までの『ルナルナ』は、生理がきたらなんとなく見て、日常的に自分の体調を把握し管理する、というところで終わっていたかと思うのですが、そのような日常にもっと医療が溶け込んでいくユーザー体験を目指したいですね
医療のDXというと医療機関の目線かと思いますが、女性の月経人生が約40年、断続的に続いていく中で、私たちはICTを用いてその日常にもっと自然に医療が溶け込んでいく、そんな世界観をイメージしています。

 

那須:かかりつけ医のような存在をもっと皆さんがもって、より気軽に婦人科を頼れるスキームを『ルナルナ』を通じて提供できたら良いですね。風邪をひいたら気軽に内科には行くと思いますが、婦人科の敷居はまだまだ高いようです。いま接点が少ないところをどんどん増やしていくことができれば理想です。

 

日根:究極は『ルナルナ』がかかりつけ、というのが実現出来たらいいなと思います。

 

那須:そうですね。『ルナルナ』が医師とつながれるプラットフォーム、というか。

 

日根:『ルナルナ』の先に医師や医療スタッフがいて、もし先生が毎回違っても、自分の情報や診療歴などがきちんとシェアされていて、どの先生・スタッフが対応しても同じように標準的な医療が受けられる世界観まで作れればハードルはかなり下がるのではないでしょうか。

そのような未来の実現を目指して、『ルナルナ』は今後もすべての女性に寄り添いながら、フェムテック市場のリーディングサービスとして発展していきたいです。

 

 

※1:FEMCATION;「FEMALE(女性)」と「EDUCATION(教育)」を掛け合わせた造語。複雑かつ多様性のある女性のカラダとココロについて正しく学ぶ機会を創出し、年齢や性別を問わず、社会全体で寄り添いあえる環境を目指す理解浸透プロジェクト。

※2:フェムテックとは、Female(女性)とテクノロジー(Technology)の掛け合わせで、女性の健康課題を、テクノロジーを通じて解決するサービスや商品のこと。フェムケアとは、Feminine(女性の)とケア(Care)の掛け合わせで、女性の健康をケアする製品・サービスをあらわしています。

※3:「ルナルナ メディコ」とは『ルナルナ』に記録した生理日や基礎体温、ピル(OC/LEP)の服薬時の体調などのデータを連携先の産婦人科・婦人科で診療時に閲覧できるシステムです。

※4:「ルナルナ オンライン診療」は(株)エムティーアイのグループ会社である(株)カラダメディカが提供する、婦人科に特化したオンライン診療サービスです。

『ルナルナ』が見据えるFEMCATIONのこれから【前編】

 社会的にフェムテック・フェムケア※1に注目が集まるなか、『ルナルナ』はサービス誕生20周年を迎えた2020年、より多くの人に女性のカラダの仕組みや生理による揺らぎについてなどを知ってもらうことを目的とした教育プロジェクトFEMCATION(フェムケーション)※2を始動させました。  今回は、ルナルナ事業部の事業部長...

 社会的にフェムテック・フェムケア※1に注目が集まるなか、『ルナルナ』はサービス誕生20周年を迎えた2020年、より多くの人に女性のカラダの仕組みや生理による揺らぎについてなどを知ってもらうことを目的とした教育プロジェクトFEMCATION(フェムケーション)2を始動させました。
 今回は、ルナルナ事業部の事業部長 日根麻綾と副事業部長 那須理紗の二人から、これまでのサービスの歩みやFEMCATIONに寄せる想い、さらに今後のサービス展望を語ってもらいました。

 

プロフィール

 

 

 

日根麻綾(ひね まあや)

2006年入社

執行役員
ヘルスケア事業本部
ルナルナ事業部 事業部長

 

 

 

 

那須理紗(なす りさ)

2013年入社

ヘルスケア事業本部
ルナルナ事業部 副事業部長

 

 

 

社会とともに進化し続けてきた『ルナルナ』。20年で、生理は“個人”から“社会”のテーマに。その舞台裏とは?

Q.まずは、これまでの『ルナルナ』の21年の歩みを教えてください。

≪創成期≫

日根:2000年に前身の生理日予測サービスが生まれ、当時の携帯電話会社(以下、「キャリア」)の公式コンテンツとなりました(ガラケー時代)。2007年に3大キャリアの公式化が完了してからは、大きなプロモーションをしなくても会員数が伸びていく様子から、生理日予測という領域には女性のニーズがあると確信し、そこからは広告やTVCMなどを積極的にうちました。その結果、「生理日予測といえば『ルナルナ』」という認知を一気に広げることに成功し、『ルナルナ』は一般の方々にも広く知られるサービスへと成長できたと思います。

世の中の意識という点では、この頃はまだ「生理管理」「生理日予測」という言葉も一般的ではなく、プロモーションの面では、お茶の間にそれらのワードを届けることに苦労しました。生理日予測・管理サービスの認知は広がっても、それをTVCMなどで言葉に出してオープンにすると最初はネガティブな反応もあり、それが“生理のタブー視”だと感じましたね。女性自身も生理をオープンに語ることを“はしたない”、“恥ずかしい”という意識がまだ強かったように思います。

 

≪過渡期≫

その後、2010年頃からはスマートフォンの急速な普及、それに伴う無料アプリへの移行という挑戦がありました。ガラケー時代のコンテンツは『ルナルナ』も含め有料で利用するものが基本でしたが、スマートフォンでは無料アプリが主流となり、私たちも引き続きサービスを提供するにあたり、『ルナルナ』を無料アプリ化する必要があったのです。生理日予測のサービスを無料で提供するということは、自分たちが自ら市場の破壊者となることを意味したため難しい選択ではありましたが、基本的な生理日予測の機能は無料で、さらに手厚いサポートに関しては一部有料で提供するフリーミアムのモデルへとシフトしていきました。課金者は多少減少しましたが、それまでは有料のユーザーのみを対象としたサービスだった『ルナルナ』が、より多くの女性へ開放され、今では累計1,700万DL(2021年6月時点)のユーザープラットフォーム、データプラットフォームに成長したという点では、大きな転換期のひとつでしたね。丁度そのころ、生理日予測から派生して排卵日予測、つまり妊活サポートに対するニーズも把握でき、妊活支援にも注力し始めました。それを機に、これまで沢山のユーザーに預けていただいていたデータをより積極的に収集・分析することで新しい価値に変え、ユーザーをはじめとする社会全体への還元を目指す戦略となりました。2014年には、『ルナルナ』独自の排卵日予測アルゴリズムを無料・有料に関わらず提供し、それによって算出される「妊娠しやすい日」が現在の有料機能のコアとなり、有料コースを選択する妊娠希望のユーザーが増加しました。

 

≪発展期≫

その流れを受け、さらにプラットフォームを拡大していくなかで、2017年には「ルナルナ メディコ※3の機能提供をスタートし、産婦人科医療へつなげていく事業を現在も展開中です。直近では契約施設数は1,000軒を超え、『ルナルナ』の利用者と産婦人科施設をつなぐ役割を果たしています

冒頭にお話しした世の中の意識が大きく変わってきたと感じたのは2019年頃です。月経随伴症状による労働損失が約4,900億円※4という調査結果がセンセーショナルに報道され、経済産業省が掲げる「健康経営」の取組みにも女性特有の健康課題が入ってきました。また同じタイミングでFemTech(フェムテック)という言葉が日本にも広まり始め、表に出てきやすい話題になったと感じます。タレントやインフルエンサーをはじめ、一般の方も生理やPMS、ピルのことなどを発信するようにもなり、多くの人が生理に関する言葉や、フェムテックの商品・サービスに触れる機会・知る機会が増えてきたのではないでしょうか。また、健康経営の流れから企業においても解決すべき課題だと認識されるようになり、“個人の課題”から“社会課題”に変化したように感じています。それによって一般の方の意識もどんどん変わってきていると思いますね。

 

 

 

「知らない」ことで生まれる壁をなくしたい。

Q.『ルナルナ』20周年のチャレンジとして始まった「FEMCATION」ですが、20年を迎えたタイミングで女性のカラダとココロの理解浸透プロジェクトをスタートさせた背景や、サービスとしての想いを改めて教えてください。 

那須: 20周年を迎えるにあたって、『ルナルナ』が今後どのように進化していくべきかを事業部内で話し合ってきました。これまでも社会や女性の生き方の変化に合わせてサービスを提供してきましたが、これからの10年、20年を改めて考え、今後どのようなニーズが生まれるだろうか、それに対して『ルナルナ』は女性だけでなく、女性を取り巻く様々な人、団体、環境に対して何ができるだろうかということを4カ月ほどの時間をかけてディスカッションしました。

その議論のなかで、ここ数年で女性の健康課題は注目されてきているけれど、やはり社会全体としてみると情報・知識が足りていないという意見が多く出ました。女性の健康課題は、女性自身でも体験していないと理解できないケースも多く、男性も含めた社会全体では学べる場所が少ないことに大きな問題意識を感じていました。『ルナルナ』は女性のカラダとココロに寄り添うサービスであり、そのビジョンを体現することを考えたとき、例えば若年層向けによりわかりやすく情報発信をしたり、企業や男性に向けたセミナーを開催するなど様々な方法で理解促進を行う「FEMCATION」という教育プロジェクトをスタートさせようという結論に至りました。

また、社会的意義の大きなムーブメントにしたいという想いから、『ルナルナ』だけの取組みに終始せず、さまざまな事業者を巻き込んでいきたいと思っています。

これまでもサービス内では、女性に向けた意識啓蒙などを行ってきましたが、「FEMCATION」では我々の想いに賛同いただける方々と、業種や立場を超えて手を組めるものにしたいです。

 

日根:ディスカッションのなかで「寄り添いって大切だよね」という点に改めて帰着したのは印象的でした。生理がタブー視されてきたこともそうですが、タブーとはなぜ生まれるのか?を考えたとき、「知らないから」が大きな要素だと考えています。人に話さない、だから知らない、自分の経験しか知らないため違いがあることもわからない、という、知らないことから生まれるタブー視が多く存在するのではないでしょうか。

『ルナルナ』のビジョン「カラダと向き合い、あなたに寄り添う。」にもあるように、私たちはすべての女性に寄り添いたいという想いを持っていて、議論のなかでは「寄り添いって違いを知ることから始まるよね」という声があがりました。私自身も常々そう考えていますし、だからこそ我々が女性に寄り添える仕組みを作っていく、そして一人ひとりが違う苦しみや悩み・痛み・もどかしさを抱えているということを社会全体で知っていくことからスタートではないのかな、という意味で「FEMCATION」に至りました。理解浸透の必要性というのはルナルナ事業部全員の想いでもあります。

★インタビューの続きはこちら:

【後編】日常に医療が溶け込み、もっと女性を自由にする『ルナルナ』へ

 

 

※1:FEMCATION:「FEMALE(女性)」と「EDUCATION(教育)」を掛け合わせた造語で、株式会社エムティーアイの登録商標。複雑かつ多様性のある女性のカラダとココロについて正しく学ぶ機会を創出し、年齢や性別を問わず、社会全体で寄り添いあえる環境を目指す理解浸透プロジェクト。

※2:フェムテックとは、Female(女性)とテクノロジー(Technology)の掛け合わせで、女性の健康課題を、テクノロジーを通じて解決するサービスや商品のこと。フェムケアとは、Feminine(女性の)とケア(Care)の掛け合わせで、女性の健康をケアする製品・サービスをあらわしています。

※3:「ルナルナ メディコ」とは『ルナルナ』に記録した生理日や基礎体温、ピル(OC/LEP)の服薬時の体調などのデータを連携先の産婦人科・婦人科で診療時に閲覧できるシステムです。

※4:「健康経営における女性の健康の取り組みについて」平成31年3月 経済産業省

ヘルスケア産業課 よりhttps://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/downloadfiles/josei-kenkou.pdf

 

JAL・丸紅・エムティーアイ・カラダメディカの4社による働く女性の健康課題改善に向けた共同取組みの開始について

   日本航空株式会社(以下、「JAL」)、丸紅株式会社(以下、「丸紅」)、株式会社エムティーアイ(以下、「エムティーアイ」)、株式会社カラダメディカ(以下、「カラダメディカ」)は、女性特有の健康課題改善から効果検証までを一気通貫でサポートする法人向けサービス(以下、「本サービス」)を活用した「共同取組みに係る覚書」を2022年1月27日に締結し、2月より共同で取組み(以下、「本共同取組み」)を開始します。    本サービスは、丸紅、エムティーアイ、カラダメディカの3社が、2021年7月より共同で開発、法人向けに提供しており、医療機関と連携したオンライン相談・診療サービスの提供、啓発活動などを通じ、生理痛や月経前症候群(PMS)の改善をはじめ、妊活や不妊治療に関するサポート、更年期に現れる症状の改善まで、働く女性がライフステージごとに直面する健康課題の改善を支援するものです。  JALは、お客さまに最高のサービスを提供するためには社員の心身の健康づくりが不可欠という認識のもと、様々な職場で活躍する女性社員の健康課題に対する実態把握と支援が、企業価値の向上とお客さまに提供するサービスの向上に大きく寄与すると考えています。また、JALと丸紅はこれまでも、ビジネスジェット事業、代替航空燃料製造事業など様々な取組みを共同で実施し、ビジネスパートナーとしての関係を構築してきました。  このような背景から、今回JALが本サービスの実証企業として参画し、男女問わず全社員が受講可能な月経・妊活・更年期に関する理解を深めるセミナーと、女性社員を対象にした『ルナルナ...

 

 日本航空株式会社(以下、「JAL」)、丸紅株式会社(以下、「丸紅」)、株式会社エムティーアイ(以下、「エムティーアイ」)、株式会社カラダメディカ(以下、「カラダメディカ」)は、女性特有の健康課題改善から効果検証までを一気通貫でサポートする法人向けサービス(以下、「本サービス」)を活用した「共同取組みに係る覚書」を2022年1月27日に締結し、2月より共同で取組み(以下、「本共同取組み」)を開始します。

 

 本サービスは、丸紅、エムティーアイ、カラダメディカの3社が、2021年7月より共同で開発、法人向けに提供しており、医療機関と連携したオンライン相談・診療サービスの提供、啓発活動などを通じ、生理痛や月経前症候群(PMS)の改善をはじめ、妊活や不妊治療に関するサポート、更年期に現れる症状の改善まで、働く女性がライフステージごとに直面する健康課題の改善を支援するものです。
 JALは、お客さまに最高のサービスを提供するためには社員の心身の健康づくりが不可欠という認識のもと、様々な職場で活躍する女性社員の健康課題に対する実態把握と支援が、企業価値の向上とお客さまに提供するサービスの向上に大きく寄与すると考えています。また、JALと丸紅はこれまでも、ビジネスジェット事業、代替航空燃料製造事業など様々な取組みを共同で実施し、ビジネスパートナーとしての関係を構築してきました。
 このような背景から、今回JALが本サービスの実証企業として参画し、男女問わず全社員が受講可能な月経・妊活・更年期に関する理解を深めるセミナーと、女性社員を対象にした『ルナルナ オンライン診療』を活用したプログラムを実施することが決定しました。

 

 JAL、丸紅、エムティーアイ、カラダメディカは、本共同取組みを通じ、働く女性の健康課題に関する理解や相互サポートを促進し、より働きやすい社会の形成やダイバーシティ&インクルージョン1の推進を目指します。

 

JALにおける本共同取組みについて】
<概要>
JALにおける女性の健康課題に関する実態調査を行い、更に以下のセミナーを通じたリテラシーの向上・意識の変容、プログラム導入による働きやすい職場環境の構築およびその効果検証を行います。

<セミナー/導入プログラム内容>

①産婦人科医によるFEMCATION※2セミナーの実施
男女問わず全社員向けに、産婦人科医による女性のカラダやココロについて理解を深める講座の開催を通し、会社全体で働きやすい職場づくりを目指す。
Ⅰ.「女性のカラダの知識講座」 女性のライフスタイルの変化や女性のカラダの仕組み、月経随伴症状などについて医師より紹介
Ⅱ.「妊活の知識講座」 妊娠の仕組み、加齢による変化、さらに不妊治療の具体的な方法など、妊娠や不妊治療に関する基礎知識を医師より紹介
Ⅲ.「更年期知識講座」

更年期症状に関する心身の不調などの基礎知識について医師より紹介

②『ルナルナ オンライン診療』を活用した働く女性のサポートプログラム
オンライン診療を活用して、女性社員のQOLと仕事のパフォーマンスの向上を図る。
Ⅰ.「オンラインピル外来プログラム」 婦人科受診と、診療を行いPMSの改善策のひとつである低用量ピルの処方を行うサービス
Ⅱ.「オンライン妊活相談プログラム」 社員とそのパートナーを対象に、婦人科へ不妊・妊娠に関する相談が可能なサービス(現在妊活を行っていなくても相談可)
Ⅲ.「オンライン更年期外来プログラム」 婦人科へ更年期症状に関する相談と、漢方薬などの処方を行うサービス

<取組み期間>

2022年2月~12月(予定)

 

※1ダイバーシティ&インクルージョン:人種や性別、年齢などの外見的な違いはもちろん、宗教や価値観、性格、嗜好などの個々の「違い」を受け入れ、認め合い、生かしていくこと。
※2FEMCATION®:エムティーアイの登録商標。FEMALE(女性)とEDUCATION(教育)を掛け合わせた造語。

 

 【本サービスのイメージ図】

 

各社概要

<JAL>
社名      :日本航空株式会社
代表者    :代表取締役社長 赤坂 祐二
本社所在地:東京都品川区東品川二丁目4番11号 野村不動産天王洲ビル
HP       :https://www.jal.com/ja/

 

<丸紅>
社名     :丸紅株式会社
代表者    :代表取締役社長 柿木 真澄
本社所在地:東京都千代田区大手町一丁目4番2号
HP       :https://www.marubeni.com/jp/

 

<エムティーアイ>
社名      :株式会社エムティーアイ
代表者    :代表取締役社長 前多 俊宏
本社所在地:東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー35F
HP        :https://mti.asia/

 

<カラダメディカ>
社名       :株式会社カラダメディカ
代表者     :代表取締役 菅原 誠太郎
本社所在地 :東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー35F
HP         :https://caradamedica.co.jp/

 

【報道関係の方からのお問い合わせ先】

株式会社エムティーアイ 広報室
電話: 03-5333-6755 E-mail:mtipr@mti.co.jp

 

株式会社カラダメディカ 広報
電話:03-5333-6404 E-mail:pr@caradamedica.co.jp

 

 

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FEMCTION

男性1,000人に聞く、生理周期に伴う女性のカラダとココロの変化の認知・理解度調査 「FEMCATION白書」公開

 株式会社エムティーアイが運営する女性の健康情報サービス『ルナルナ』は、2020年11月の20周年を機に、女性のカラダとココロの理解浸透プロジェクト「FEMCATION(フェムケーション)※1」をスタートしています。今回、1周年となる11月24日(水)に「FEMCATION白書」を公開します。  近年、女性の社会進出が進むなかで、女性特有の健康課題に注目が集まっています。フェムテック市場の拡大をはじめメディアなどでも生理やそれにまつわる女性たちの声が大きく取り上げられるようになり、生理に対する社会の意識は大きく変わりつつあります。  これまで『ルナルナ』では、多くの女性の声をお届けしてきましたが、今回は生理周期に伴う女性のカラダとココロについて、男性側の意識や理解度などの本音を調査し、「FEMCATION白書」として公開します。 ★「FEMCATION白書」の詳細はこちら:...

 株式会社エムティーアイが運営する女性の健康情報サービス『ルナルナ』は、2020年11月の20周年を機に、女性のカラダとココロの理解浸透プロジェクト「FEMCATION(フェムケーション)1」をスタートしています。今回、1周年となる11月24日(水)に「FEMCATION白書」を公開します。

FEMCTION

 近年、女性の社会進出が進むなかで、女性特有の健康課題に注目が集まっています。フェムテック市場の拡大をはじめメディアなどでも生理やそれにまつわる女性たちの声が大きく取り上げられるようになり、生理に対する社会の意識は大きく変わりつつあります。
 これまで『ルナルナ』では、多くの女性の声をお届けしてきましたが、今回は生理周期に伴う女性のカラダとココロについて、男性側の意識や理解度などの本音を調査し、「FEMCATION白書」として公開します。

★「FEMCATION白書」の詳細はこちら: https://sp.lnln.jp/brand/information/our_challenge

自信をもって生理を説明できる男性は少数に・・・学ぶ機会がない男性が半数以上
学んだ機会の有無によって、女性へのサポートに対する積極的な姿勢に違いも

生理について、「自信を持って説明できる」と回答した人は8.7%、「なんとなく説明できる」を合わせても4割強程度
妻や恋人など女性のパートナーが身近にいる人ほど「説明できる」と答える割合が高くなる傾向がみられた
「あまり学ぶ機会がなかった」41.2%、「まったく学ぶ機会がなかった」11.3%と、半数以上の男性が生理について学ぶ機会がなく
生理について助けを求められたら「特に自分にはできることはないと思う」との回答が、学ぶ機会がなかったという男性ほど高くなった〈7p~11P〉

男性が職場など公の場で「生理」について話すのは、「セクハラにならないか不安」
女性は質問されたら、自身の経験を交えて答えるといった声が多く

「家庭内で生理について会話をしたことがある」36.7%、「職場で生理について会話をしたことがある」19.7%
話したことがない理由は家庭内・職場内ともに、「話す機会がなかった」が最も多い結果に
話すことで困ったことは、家庭内は「特にない」47.4%、職場内は「セクハラにならないか不安」36.3%
女性は男性からの生理ついての質問には「自分の実体験をまじえて答える」73.7%、
「答えたくない/自分にできることはないと思う」9.4%  〈12p~15P〉

9割以上の女性が悩む「PMS」への男性の理解度は低く
学ぶ機会があった人は、サポートの姿勢がより積極的に

女性の9割以上が何かしらの症状に悩んでいるPMSについて、
男性のPMSへの理解度は、「あまり理解していない」「まったくわからない」を合わせると78.0%
PMSを理解していると答えた男性でも、「あまり/まったく学ぶ機会がなかった」を合わせると半数以上が学ぶ機会がないと回答
学ぶ方法は「妻や恋人、パートナー」36.8%が最も多く、「生理」にくらべ職場の研修などで学んだ男性が多い傾向に〈16p~23P〉

フェムテック・フェムケアの認知度は男性で2割程度
女性の健康課題は解決すべきだと考える男性が約8割!若い年代ほど意識が高く
企業が取り組む制度やサービスの男性の認知度は、「生理休暇」44.9%、「知らない・わからない」44.4%
女性の健康課題を解決するための製品やサービスを表すフェムテック・フェムケアは、「知らない」が男性80.1%、女性75.6%
女性特有の健康課題は解決すべき課題だと「非常に思う」「やや思う」を合わせると77.1%の男性が回答
15歳から24歳の若い世代や、職場において女性の健康課題に関連した福利厚生が充実している男性で、解決意欲が高め
解決すべきと考えている女性の健康課題は、「妊娠・出産関連(不妊)」81.8%、「生理関連」73.2%  〈24p~27P〉

男性も、女性特有のカラダの仕組みについて、学ぶことは大切とポジティブ!
互いに知識を深めることでパートナーや夫婦の関係がより良いものに・・・

女性特有のカラダの仕組みについて、男女関係なく学ぶことが必要かについては、「非常に必要だと思う」43.3%、「やや必要だと思う」39.7%を合わせると8割近くが必要だと回答
学ぶことで良くなると思うことは「パートナーとの関係」70.9%、「夫婦の関係」63.6%、「働き方」と「職場環境」が同数で41.7%
男性が女性の健康を「とても学びたい」21.2%、「やや学びたい」54.9%とポジティブに  〈28p~33P〉

 
 今回の調査では、女性特有の健康課題のひとつとなっている「生理」や「PMS」について、家族やパートナーの女性が身近にいる環境や年代によって、考えや意識の面でも異なることが明らかになりました。また、女性特有の健康課題については、多くの男性が社会課題として積極的に解決すべきものだと捉えており、そのための学習意欲も高い傾向が分かりました。
 この結果からも、女性だけでなく男性にも女性の健康課題に対する正しい情報を得られたり、学ぶ機会を創出するなど環境を整え、男女ともに知識や理解のばらつきをなくしていくことが、誰もがより生きやすく、暮らしやすく、働きやすい社会の一助となると考えます。
 本白書が、男女問わずより多くの人が女性の健康課題を知り、その解決に向けてアクションを起こすきっかけとなることを願っています。

PDF詳しくはこちら:PDF版

●調査主体:株式会社エムティーアイ ●調査期間:2021年10月18日(月)~2021年10月19日(火)
●調査手法:インターネット ●調査対象:全国  15~49歳の男性 計1,000人  
●実査委託先:楽天インサイト

 

 

 

 

★『ルナルナ』について:https://sp.lnln.jp/
ライフステージや悩みにあわせて女性の一生をサポートする健康情報サービスです。
アプリの累計ダウンロード数は1,700万以上(2021年6月時点)で、蓄積されたビッグデータを用いて、独自の予測アルゴリズムを確立し、より精度の高い排卵日予測が可能です。
生理日管理から、妊活・妊娠・出産まで女性の健康全般をサポートします。

★「FEMCATION」について:https://sp.lnln.jp/brand/information/our_challenge
「FEMCATION」は、FEMALE(女性)とEDUCATION(教育)を掛け合わせた造語です。
複雑かつ多様性のある女性のカラダとココロについて、社会人をはじめ、若年層に向けた学校教育、SNSによる情報発信など、年齢や性別を問わず誰もが正しく学べる機会を創出し、社会全体で寄り添いあえる環境を目指す、理解浸透プロジェクトです。

 

報道関係の方からのお問い合わせ先
株式会社エムティーアイ 広報室
TEL:03-5333-6755  FAX:03-3320-0189
E-mail:mtipr@mti.co.jp  URL:https://mti.asia

 

一般のお客様からのお問い合わせ先
株式会社エムティーアイ コンタクトセンター
E-mail:newlnln_support@cc.mti.co.jp