職場環境が生活習慣につながる!?

従業員が最大限のパフォーマンスを発揮するために企業がすべきこととは

 エムティーアイでは、企業の健康経営®支援サービス「企業向けCARADAパック」を運営し、企業による従業員の健康推進を支援しています。新型コロナウイルス感染症の拡大による職場環境の変化には、コンディション管理機能や、健康経営®に関するオンラインセミナー、eラーニングのコンテンツを新たに開発し、テレワークにより見えづらくなった従業員の健康サポートや課題の解決の一助となるサービスを提供しています。
 今回、エムティーアイのCARADA導入サポートチーム部長で、東京商工会議所認定 健康経営アドバイザーである堀口麻奈に、コロナ禍にも通ずる健康経営®について聞きました。

 

 

Profile

堀口麻奈

モバイルサービス営業本部 ヘルスケア営業部 オンライン診療導入サポート部 部長 東京商工会議所認定 健康経営アドバイザー
HCD-Net認定 人間中心設計専門家

 

エムティーアイによる調査で明らかとなった、現代の企業が抱える健康経営®の課題

―改めて従業員の健康調査結果について教えてください。

 エムティーアイの健康経営サービスにおいて19社13,000人以上の従業員を調査した結果、地域や老若男女の違いを問わず、パフォーマンスに影響する特徴的な不定愁訴として「イライラ・落ち込み・慢性疲労」の3つが顕著に影響していることがわかりました。そして、これら3つの不定愁訴を抱える従業員には生活習慣に共通点が見受けられました。「昼食をしっかり食べる時間がない」「おにぎりやパンのみなど、主食のみの食事が多い」「睡眠時間が十分でない」というものです。これらの従業員に最大限のパフォーマンスを発揮してもらうには、有休促進や業務時間のコントロール、休憩時間の確保など「英気を養う時間」を企業として戦略的にとらせることが大切です。戦略的に従業員に休息などをとれるようにすることで、睡眠時間や食事時間の確保となりパフォーマンスや、ワークエンゲージメントに強く影響する「イライラ・落ち込み・慢性疲労」という不定愁訴の改善につながると考えています。

―コロナ禍による働き方の変化は、個人のパフォーマンスにも影響するのでしょうか?

 英気を養う時間が不足していると「イライラ・落ち込み・慢性疲労」という症状がでるという傾向があります。現在はコロナ禍ということで、テレワークの推進などにより従業員との日々のコミュニケーション不足が生じたり、具体的な働き方が見えづらかったりすることで「従業員がしっかりと英気を養えてイキイキしているか」ということがわかりにくいなど、マネジメント側の課題が増えています。

―コロナ禍により、テレワークが増えるなか、今後、CARADAが企業の健康経営®のために目指すことは何でしょうか。

 対面でのコミュニケーションが避けられる中で、アプリやWEBなどを活用し従業員の心身の状態やパフォーマンスなどの現状を把握できることが大切だと思います。そこから従業員の変化に早く気づくことができれば、効果的な健康経営施策が打てると考えております。現在、複数の企業の協力のもと新型コロナ前後の働き方の変化に伴う従業員のパフォーマンス変化の調査結果を分析しております。それによりポストコロナの時代の健康経営をどのように進めていったらよいかの気づきが得られればと思っております。

 

【エムティーアイが提案する健康経営の紹介記事はこちらから】
インタビュー記事が日本商工会議所「月間石垣」4月号に掲載されています。 https://ab.jcci.or.jp/article/16016/
※本記事は日本商工会議所が運営するサイト「日商Assist Biz」(通称:日商AB)に掲載された転載記事です。

 

健康経営支援サービス「企業向けCARADAパック」について

企業の健康経営®と従業員の健康をサポートする法人向けサービスです。 従業員の健康診断の結果をデータ化し、受診状況の確認や健康状態を簡単に把握・分析できます。ほかにも、ストレスチェック制度に対応したチェックツールや健康経営サポーターなど、企業の健康増進施策をサポートするサービスを提供しています。 コロナ禍でも活用できる、在宅でも可能なストレッチなどを紹介する健康に関するコラムや、医師や専門家にカラダやココロの悩みをオンラインで相談できる健康相談機能の利用も可能となります。これにより企業は遠隔で従業員のカラダとココロのケアを実施でき、体調の変化があった従業員の早急な把握につながるほか、テレワークによるストレス・不安の軽減や運動不足の解消を図ることで、従業員が安心して仕事に取り組むことのできる環境づくりをサポートすることが可能となります。
詳細はこちらから:https://www.carada.jp/information/business_index_07.html

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