株式会社エムティーアイは、男性更年期に関する理解促進を目的に、泌尿器科医師による「男性更年期の基礎知識セミナー」を2024年8月1日(木)オンラインにて実施しました。
エムティーアイグループでは、デジタルを活用した様々なヘルスケアサービスを提供しており、当社は多くの人が健康で豊かな生活を実現するためのサービスを提供する企業として、従業員自身も心身ともに健康に働ける職場づくりに取り組んでいます。健康保持・増進のための支援のひとつとして、女性特有の健康課題においてオンライン診療の実施や低用量ピルの処方を支援する『ルナルナ オフィス』の「月経プログラム」を2020年より本格導入しています。プログラム参加者の月経随伴症状の改善に取り組むことで、会社全体のパフォーマンス向上にも繋がるなど効果が表れています。
今回は、女性だけでなく男性特有の健康課題に対するサポートの実現に向けて、働き盛りである45歳以降が一般的に発症しやすいとされ、症状によって仕事のパフォーマンスにも影響を与え得る男性更年期に注目しました。サポートの第一歩として、男女問わず全従業員の男性更年期に関する理解を深めることを目的に、『ルナルナ オフィス』で現在試験的に提供中の「男性更年期プログラム」監修医師でもある千葉大学大学院医学研究院 泌尿器科・みらいメディカルクリニック メンズヘルス外来の田村 貴明医師による「男性更年期の基礎知識セミナー」をオンラインにて実施しました。
セミナーでは、田村医師から男性ホルモンの代表である「テストステロンについて」や、「男性更年期について」など解説いただきました。また、労働者にとっての更年期は仕事のパフォーマンスにも影響を及ぼしているという実態が語られ、「労働者の悩みも、男性更年期の症状の出方も人それぞれ。一人ひとり何もかも違うなかで、自分自身を一番に理解しメンテナンスをするべき。このセミナーを自分と心と体の健康と向き合うきっかけにしてほしい。」とメッセージが送られました。「テストステロンの計測方法」や「男性更年期の治療方法」についても解説いただき、現在不調を抱えている人や、これから男性更年期を迎える可能性がある人にとっても大変参考になる内容でした。さらに、「女性にとってのテストステロン」についての解説の中では、「女性ホルモンは男性ホルモンから作られるため、女性の体内にも男性ホルモンは必須で存在している」という事実が語られ、男性だけでなく女性従業員も新たな知識を得る貴重な機会となりました。
本セミナーには男女合計で140名以上の従業員が参加し、質疑応答では「男性更年期の症状はどのくらいの期間続くのか」「治療は保険診療の中で行えるのか」など多くの質問が寄せられ関心の高さがうかがえました。また、セミナー後に実施したアンケートでは、92%の人が男性更年期に関する理解が深まったと回答し、満足度に関しても「満足」「まあ満足」を合わせて94%の人が満足と回答しました。性別や役職、男性更年期に関する悩みの有無などに関係なく、社内全体が男性特有の健康課題について理解をすることで、誰もがより働きやすい環境に繋がることを期待しています。
当社は今後も、従業員の健康維持・増進を重要な経営課題に位置付け、心身ともに健康に働くことができる取り組みや制度について引き続き検討して参ります。